光回線工事、実は簡単!スムーズ開通&おすすめ回線ガイド

「光回線の工事って大変そう…」ですよね。
光回線でネックとなるのが導入までの期間と工事が難しそうというイメージです。
実は光回線の工事は流れを知っていれば意外と簡単です。
この記事では 光回線工事の流れ や 注意点 をわかりやすく解説します。
参考にして光回線の導入に役立てて下さい。
光回線工事ってどんなことをするの?

光回線の工事とはインターネットを使うために必要な設備を整える作業です。
工事の内容は大きく2種類!
宅内調査と外部からの引き込み工事です。
① 宅内調査(必要に応じて)
宅内調査とは電柱からの光ファイバーの引き込みルートの確認、工事内容・追加工事の有無の確認します。
主な目的は、光回線が問題なく開通できるかどうか、そして最適な工事方法を決定することです。
既に光回線を導入していて転用・事業者変更をする場合は必要ありません。
基本的には新規に導入したい場合、光コラボから別の業者へ乗り換えをしたい場合が対象です。

以下の場合だと工事ができない可能性があるので注意して下さい。
光回線のエリア検索方法についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

② 光ファイバーの引き込み工事
▼戸建ての場合
戸建ての場合電柱から自宅まで光ケーブルを引き込む作業となります。
外壁に穴を開けるか、穴が空いている場合配管を利用します。
光コンセント(光回線の差し込み口)を部屋の中に設置して工事完了となります。

▼マンション・アパートの場合
マンション,アパートなどの集合住宅などの場合は別の方が利用していて既にに建物には光回線が来ていることが多いです。
その場合は共用部から部屋までの引き込みを行うだけになります。
管理会社へ確認してみましょう。
建物自体に光回線が導入されていない場合は、戸建てと同様に高額な工事費用がかかることもありますので注意して下さい。
また「VDSL方式」「LAN方式」「光配線方式」によって工事内容が変わります。
LAN方式

LAN方式とは建物の共有部分までは光ファイバーですが、そこから各部屋まではLANケーブルが配線されています。
各部屋にLANポートが設置されており、直接PCやルーターを接続できます。
VDSL方式よりも安定した速度が出やすいですが、建物内のLAN設備の性能に依存します。
部屋の壁にLANポート(差し込み口)がすでに設置されていることが前提となります。
このLANポートとPCやWi-FiルーターをLANケーブルで直接接続するだけなので、基本的に工事担当者の派遣は不要(無派遣工事)となります。
ONU(光回線終端装置)は共用部に設置されているため、各部屋にONUを設置する必要はありません。
LANポートの故障や、既存のLANケーブルの劣化などで通信が不安定な場合は、修理や再配線のために工事が必要になることもあります。
VDSL方式

建物の共有部分までは光ファイバーですが、そこから各部屋までは既存の電話回線(メタルケーブル)を利用します。
光ファイバーの速度をフルに活かせず、速度が制限されることがあります。
VDSL方式は既存の電話回線を使うため、原則として壁に穴を開けるような大規模な工事は不要です。
部屋の電話用モジュラージャックにVDSLモデムを接続する作業が主になります。このモデムは、電話回線の信号をインターネットで使えるデータ信号に変換する役割をします。
多くの場合、あなた自身でVDSLモデムを接続する「無派遣工事」となるか、簡単な接続作業のため派遣工事でも短時間で終わることが多いです。
ただし、VDSLモデムの設置や初期設定に不安がある場合や、電話回線の接続状況に問題がある場合は、工事担当者が訪問する「派遣工事」となることもあります。
光回線方式

光配線方式は最も高速で安定した通信が可能です。
集合住宅の場合は、共用部を通って各部屋まで光ファイバーが直接引き込まれます。
基本的に光ファイバーが宅内まで来るため、速度のボトルネックになりにくいです。
共用部からあなたの部屋まで、新たに光ファイバーケーブルを引き込む工事が行われます。
VDSL方式やLAN方式と異なり、既存の電話回線やLANケーブルは利用しません。
部屋の壁に光コンセントを設置します。こちらは戸建ての場合と同じ内容となります。
専門の工事担当者が行い、立ち会いが必要となります。
③ 宅内機器の設置

光コンセントが設置されればONU(光回線終端装置)という専用の機械を設置し自分のルーターをLANケーブルで接続して完了となります。
ルーターをつなげば、WiFiを利用して無線通信も利用可能となります。
④ 動作確認・開通完了!
インターネットが正常に使えるかを業者が確認しましょう。
開通すればすぐにネットが使える状態になります。
光回線工事の流れ(申し込みから開通まで)

光回線を申し込む
まずは光回線のプロバイダとプランを決めて申し込みをします。
まだ導入できてない場合はキャンペーンで工事費無料になる方式がお得です。
各社のキャンペーンについてはこちらの記事でも詳しく紹介しています。

工事の日程を決める
工事業者と日程調整します(平日・土日で工事費が違うこともあるため工事費がかかる場合は注意して下さい。)
基本1ヶ月~2ヶ月程度が目安ですが業者によってはかなり時間がかかるケースがあります。
私の場合コロナ禍であったこともあり3ヶ月以上待たされました。
申し込み業者とは工事業者が別だったこともあり非常に対応が悪かったのでお急ぎの方は注意して下さい。
光回線の工事を実施
前述の通り下記の内容で工事が必要となります。
- 【マンション】共有スペースの設備を確認後、部屋まで配線
- 【戸建て】電柱から光ファイバーを引き込み、屋内に接続
所要時間は 30分~2時間程度が目安ですがご自宅の状況によって変わります。
④光回線の開通作業(ONU・ルーターの接続)
工事完了後、ONU(光回線終端装置)を設置して開通完了となります。
Wi-Fiルーターとの接続はご自身で対応の必要がありますがそこまで難しくはありません。
光回線工事の注意点

工事費用をチェック!
一般的に光回線工事費用は
- 戸建て: 20,000円~45,000円程度
- 集合住宅(マンション・アパート): 15,000円~45,000円程度
くらいかかります。
導入初期にまとまった費用がかってしまうため新規に光回線を導入したい場合は工事費無料の業者がオススメです。
工事費無料のキャンペーンは月額料金から工事費分を差し引くサービスと完全無料なサービスが分かれるため注意が必要です。
工事費無料のフレッツ光コラボについてはこちらの記事で紹介しています。
こだわりのない方は光コラボから始めるのがコスパ良くお得に利用できやすいです。

賃貸・マンションの場合、管理会社の許可が必要
集合住宅で壁に穴を開ける工事 が必要な場合は管理会社への許可が必要となります。
穴といってもごくわずかなため断られるケースは少ないと思いますが無断での工事はトラブルとなります。
事前確認を忘れずに!
申し込みから開通までの期間に注意
申し込みが混み合う 3~4月は1ヶ月以上かかることもあります。
引っ越しの場合は引っ越し前に申し込みしておくとスムーズに開通することができます。
ルーター・ONUの準備を忘れずに!
光回線専用のWi-Fiルーターが必要です。
IPv6対応ルーター なら快適に使えるのでバッファローの安いタイプのものがオススメです。
BUFFALO 無線LAN親機 WSR-3000AX4P https://amzn.to/4eA2fVL
工事ができなかった場合
どうしても工事ができなかった場合は以下のものが選択肢となります。
ホームルーター(置くだけWi-Fi)
【例】SoftBank Air、ドコモ home 5G、au ホームルーター
自宅にコンセントを挿すだけで使える据え置き型Wi-Fi機器がホームルーターです。

工事不要、届いた日からネットが使えることが大きなメリットですがスマホと同じ電波を利用しているため速度がでにくいのがデメリットです。
- 完全に工事なし!
- データ容量は基本無制限
- スマホとのセット割も対象になる
- 光回線より通信速度・安定性が劣ることがある
- 地域によって電波状況の差が出やすい
- 対応エリアの確認が必要
モバイルWi-Fi(ポケットWi-Fi)
【例】WiMAX、クラウドSIM系(ZEUS WiFi、THE WiFiなど)
モバイルWi-Fiは小型で持ち運び可能、外出先でも使えるインターネット端末です。
対応エリアが少なく、自宅回線としてはこちらはオススメできません。
イメージとしてはスマホを2台持っているイメージなのでスマホを楽天モバイルの無制限プランを利用するかmineoのマイソクを利用した方が満足度が高いかと思います。
自宅の回線として利用するのであればホームルーターの方がオススメです。
- 工事不要&外でも使える
- 引っ越しや出張が多い人にぴったり
- 短期契約のプランも選べる
- 通信容量に上限がある場合も
- 同時接続が多いと速度が落ちる
- 屋内で電波が弱くなることも
スマホのデータ通信でテザリング
【例】楽天モバイル(データ無制限)、ahamo(100GB/大盛りオプション)
スマホのモバイル回線を使ってPCや他の端末をネット接続する方法もあります。
こちらも速度が安定しない場合がありますがエリアによってはかなり割安で使うことができるので一度検討してみる価値はあります。


- すでに契約しているスマホで使える
- テザリング対応スマホならすぐにOK
- 無駄な出費なし
- データ通信量を大量に使うと速度制限の対象に
- 長時間の接続はバッテリー消耗が激しい
- 安定性・速度は光回線に劣る
どれを選べばいい?
基本的には光回線が一番ですがそれぞれのおすすめの人を書かせていただきました。
参考にしてみて下さい。
タイプ | おすすめな人 |
ホームルーター | 家に据え置き型で簡単に使いたい人 |
モバイルWi-Fi | オススメしない。強いて言えば外でもネットを使いたい人 |
テザリング | 個人利用する人 |
まとめ

光回線工事は意外とシンプルです!
申し込みから開通までの流れを把握しておけば安心して光回線を導入できると思います。
どうしても工事ができないまたは難しいというかは工事不要の回線も選択肢としてアリですが安定しないためみんなにオススメはできません。
快適なインターネット環境を築いて下さい。
